ポリープ切除

大腸ポリープについて

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは大腸ポリープとは、腸の粘膜が隆起したものの総称です。数ミリから2~3センチ程度のものまでがあり、大きく分けて「非腫瘍性」と「腫瘍性」があります。非腫瘍性には、過誤腫性ポリープ、炎症性ポリープ、過形成ポリープがあり、腫瘍性には腺種があります。大腸ポリープのうち、最も多いのが腺種で、次いで過形成ポリープが多いとされています。

大腸ポリープのうち、注意しなければいけないのが、腺種です。腺腫は基本的に良性ですが、大腸に腺腫が100個以上発生することを「大腸腺腫症」と言い、放っておくと100%の確率でその一部ががん化します。

このように、がん化するリスクの高い大腸ポリープを早期発見し、切除することで、確実に大腸がんを予防することが可能となります。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で大腸ポリープを発見した場合には、大きさにもよりますが、その場で切除することが可能です。大腸ポリープの切除は、日帰りで受けていただけます。

大腸ポリープの原因・症状

大腸ポリープの原因

大腸ポリープの原因大腸ポリープが発生する原因として、加齢、遺伝的要因、肥満、過度なアルコールの摂取、喫煙などが挙げられます。特に大腸ポリープの家族歴がある方は、そうでない方と比べてリスクが高いとされていますので、定期的に大腸内視鏡検査を受けられて、早期発見・早期治療に努めることをおすすめします。

大腸ポリープの症状

小さなポリープの場合、ほとんど症状は現れません。しかし、ある程度の大きさになると、便に血が混じる便潜血や、排便時に真っ赤な血が出る鮮血便などの症状が現れることがあります。また、大きなポリープの場合には、腸の一部が重なり合って、腸閉塞を引き起こす腸重積が起こる場合もあります。

大腸ポリープの検査方法

便潜血検査

便潜血検査とは、便に血液が混じっていないかを確認する検査です。大腸内視鏡検査と比べると、精度は劣りますが、お体への負担が少なく、費用が安いのがメリットです。一般的な健康診断で、大腸がんの検査として実施されています。

便潜血検査が陽性だった場合、大腸ポリープや大腸がんの可能性がありますので、必ず大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは、肛門から内視鏡を挿入して、肛門、大腸、盲腸などを詳細に観察する検査です。大腸がんや大腸ポリープなどの早期発見が可能です。

初期の大腸ポリープや大腸がんは、大きくならないと出血が起きないため、便潜血検査が陰性でも、大腸内視鏡検査を受けたら異常が見つかるケースがあります。なので、便潜血検査の結果にかかわらず、年に1回、定期的に内視鏡による検査を受けられることをおすすめします。

内視鏡による大腸ポリープ切除

大腸ポリープの切除方法

内視鏡を使用して大腸ポリープを切除する方法として、主に「ポリペクトミー」「コールドスネアポリペクトミー」「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」などがあります。大腸ポリープの形状や大きさに応じて、どの方法を選択するか判断されます。

ポリペクトミー

大腸ポリープに金属ワイヤー(スネア)を掛けて、高周波電流を流して切除する方法です。

コールドスネアポリペクトミー

大腸ポリープに金属ワイヤーを掛けて、そのまま切除する方法です。高周波電流を流さないため、切除後の出血が抑えられます。腸穿孔(腸に穴が開く)のリスクもほとんどありません。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

腸の粘膜に薬液を注入して、大腸ポリープを持ち上げた後、金属ワイヤーを掛けて切除する方法です。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

腸の粘膜に薬液を注入して、電気メスで大腸ポリープ周辺を切開した後、少しずつ剥離して切除する方法です。大きな大腸ポリープや、薬液の注入で大腸ポリープが持ち上がらない時などに行われます。

大腸ポリープ切除後の注意点

検査当日の入浴は控えましょう

大腸ポリープ切除を受けた方は、検査当日の入浴は控えて、シャワーで済ませるようにしてください。

10日程度は合併症に注意

内視鏡による大腸ポリープ切除での合併症として、腸穿孔(腸に穴が開く)が挙げられます。ただし、万全を期して切除していますので、実際に穿孔が起こるケースは稀です。

合併症を予防するために、10日程度は、アルコールや刺激物を摂るのは控えるようにしましょう。また、腹部に負担がかかる運動など、激しいスポーツもお控えください。さらに、しばらくは出血しやすい状態が続くので、飛行機を使った旅行や出張も控えるようにしましょう。

大腸ポリープ切除の費用

TEL:072-432-2371診療時間
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